去勢手術を行いました
生後6ヶ月を少し過ぎたあたりで、オス猫つくねの去勢手術(精巣摘出)を行いました。
先代猫も20年前に去勢手術をしていますが、今回も手術を行う前はとても不安で眠れなくなるほど…
動物病院によって検査や手術の方法も様々ですが、去勢手術の流れから、エリザベスカラーが外せてヤンチャ坊主つくねが完全復活するまでの4日間の様子です。
オス猫 去勢手術までの流れ
《帰宅直後、傷口をどうしても舐めたい つくね》
- 診察(1週間前)術前検査・説明
去勢手術は全身麻酔で行います。体に負担がかかるため、手術前(1週間以内)に麻酔に耐えられるかどうかを含め、血液検査と健康診断を行いました。
- 手術前日過度な運動を控える
過度な運動は控え、シャンプーなど疲れることは避けた方が良いそうです。
ヤンチャ坊主のつくねが運動を控えるのはムリ( ˙▿˙ ; )
- 手術前夜絶食(お水はOK)
21:00以降絶食(手術開始時間によるかもしれません)
手術中に嘔吐をすると窒息することがあるそうなので、食べてしまう可能性のあるものは全力で隠す。
- 手術当日(朝)飲水禁止
8:00以降お水禁止 (手術開始時間によるかもしれません)
- 手術当日手術前(午前中)
手術は昼の予定でしたので8:30~10:00までに病院へ。
前回の血液検査で病院が大嫌いになってしまったつくね。なるべくギリギリまで家で過ごしたのですが…
餌も水も用意しない私の後を、不思議そうな顔でついて歩きました。これはとっても辛い (>_<)
- 手術後手術後(夕方)お迎え
手術終了後(昼)に無事に終了したとの連絡があり(手術前の連絡も選べます)お迎えは16:00以降からでした。
今日から4日間、エリザベスカラー装着です。
- 帰宅後お水と食事
指定の時間に指定された量のお水を与え様子を見ます。吐かなければ量を増やし、問題がないようなら指定の時間に食事を半量与えたりするなどの管理が必要になりました。
- 翌日から内服薬と消毒
- 内服薬(消炎鎮痛剤2日分・抗生物質3日分)の投与
- 傷口の消毒を毎日一回(2週間分くらい)
- 診察(3日後)縫合部(傷口)の診察
獣医師さんによる縫合部(傷口)のチェックが行われ無事合格! 苦戦していたエリザベスカラーを外す許可がおりました (*^▽^*)
- 吸収糸(溶ける糸)のため抜糸は不要でした。
- エリザベスカラーは貸し出しの為、返却を兼ねて傷口の診察が行われているのかもしれません。
オス猫 去勢手術費用
動物病院によって手術方法や費用も様々ですが、よろしければご参考までに。
去勢手術にかかった費用 総額 \18,095(10%税込)
【手術後】迎えに行ったときの様子
麻酔が切れてからのつくねは酷い興奮状態、ケージの中で暴れたらしく敷物に爪をひっかけて出血までしていたようです。
話しかけて落ち着かせようとつくねの側に向かうと…
看護師さんに向かって 「ウ~ ウ~」 と、今までに聞いたことも無いような唸り声で威嚇!!
「つくね!」と声をかけ顔を覗き込むと、やはり見たことも無いほど険しい表情のつくねが私の顔を見て 「ハッ!」 とした表情(目)に変わり、「クゥ~ン」と甘え声に…
ケージの扉を開けると勢いよく私にしがみついて、持っていたキャリーバッグの中へ逃げるように入っていきました。
あまりの変わりように看護師さんもポカ~ン(・o・)と口を開けていましたが、私に気付いた瞬間の安心したようなつくねの表情は、今でも忘れることができません。(T_T)
【手術後】帰宅してからの様子
麻酔が完全に切れているのかフラつく事はありませんでしたが、ヤンチャなつくねは普段通り動き回ろうとするものの、エリザベスカラーがアッチコッチにぶつかって上手に歩くことができません。
思い通りに動けないイライラから、床に転がって外そうともがくこともあったけれど、つくねは4日間で一度も鳴いて暴れることはありませんでした。
少し席をはずした隙きにパソコンチェアーで寝ていたので、このまま眠らせてあげることにしました。 おやすみ~
予想以上に苦戦したトイレ…
普段は上から入るタイプの縦型トイレを使用していますが、エリザベスカラーがつかえてしまうためシステムトイレに交換しておきました。
ですが、匂いを確認するときにエリザベスカラーがつかえて邪魔になるらしく何度かトイレに入るものの、すぐに出てきてしまいます
トイレのハーフカバーを外してみたり、エリザベスカラーを手で支えたりしましたが…
考え込んでしまっているようでした。
朝から『お水』は飲んでいないため少し様子を見ていたところ、2時間後にはオシッコが出来るようになったのでひと安心です。
つくねは首輪も付けたことが無いため、首の違和感やエリザベスカラーの重さに苦戦してバランスが取れなかったのかもしれません。
どうしてもの時は「一時的に外しても良いですよ!」と言われていましたが、トイレも使えるようになったので、このまま外さず過ごす事にしました。
【術後1日目】翌日には元気が戻ってきた
術後1日目(手術翌日)の朝まで食事はいつもの半量です。
エリザベスカラーが引っ掛からないよう台の角に器を置くと、上手にペロッと食べてくれました。^_^
お陰様でつくねの場合、術後の飲食で嘔吐もなく経過も良好でしたので、今夜からは通常の食事量に戻します。
つくねは普段から、どこにでも私の後を付いて歩く甘えん坊で、おまけにヤンチャ坊主です。(*´∀`*)
術後の数日間、なるべく安静にするように言われたものの、わが家にはケージが無いためつくねを安静にさせるには私が動かないのが一番なのです…。
座って出来る作業をしようとソーイングBOXの整理をしていたら… 早速つくねがイタズラする気満々のお目々をしてやってきました(^_^;)
↑ ゴム紐を咥えて離そうとしません(笑)
手術した翌日に、こんなに元気になるとは!
いつものようにイタズラしているつくねを見ていたら、ホッとして肩の力が抜けました。
【術後2日目】猫のかわりに掻いてあげる
普段はお風呂の中までついてきてフタの上で待っているつくねですが、傷口にバイ菌でも入ったら大変。
しばらくの間は寂しいけれど、浴室内で待っているのはお預けです…。
私がお風呂からあがるのを、おとなしく脱衣場で待っていてくれました(*´ω`*)
エリザベスカラーにも慣れてきたのか、装着してるのをうっかり忘れてしまう程、家の中を自由自在に動き回ってるつくね…。
だけど気づくと、エリザベスカラーの上から後ろ脚でガリガリ… 思いっきり掻きたいよねー (T_T)
つくねの代わりに首の周りや耳の後ろを掻いてあげると、ペロペロとお返しをしてくれました。(*´∀`*)
明日はいよいよ縫合部(傷口)の診察です。あともう少しだよ~ 頑張れつくね
この日もベッドの横に置いた椅子で、おとなしく眠ってしまいました。
明日、エリザベスカラーを外す許可がおりれば! こんなに静かに寝てくれるのも今日が最後かもしれません。
明日からまた運動会が始まるかも!? (;・∀・)
【術後3日目】さよならエリザベスカラー
動物病院で縫合部(傷口)の診察を受けたところ「問題なし」ということで、エリザベスカラーを外してもらう事ができました!
あまりの嬉しさに病院の外で記念撮影 (*´∀`*)
傷口の消毒は約2週間ほど自宅で続けますが「無事に終わった~」と安堵した瞬間でした。
自宅に戻ってすぐ、首まわりがスッキリしたつくねは、封印していたキャットトンネルを広げてあげると大はしゃぎ (*´∀`*)
「去勢手術を行うと性格が変わることもある」と言われてますよね…
今までと変わらないつくねで居てほしかったので正直不安でした。おとなしいつくね? 想像もつきませんから(笑)
でも、そんな心配つくねには必要なかったようです。
去勢前と変わらず元気いっぱい! 甘えん坊でヤンチャ坊主のまんまでした(笑)
めでたしめでたし…。
去勢手術前と去勢手術後の写真
【手術前】
手術後の写真は苦手な方がいらっしゃるかもしれませんので ↓ クリックすると画像が見れるようにしました。
ちなみにつくねの場合、去勢手術から3ヶ月ぐらいで剃った部分の全体が短い毛で覆われるようになり、5ヶ月経った頃には元通りフサフサになっていました。(*´∀`*)
【YouTube動画公開】去勢手術~4日間の様子
はじめての去勢手術は不安でいっぱいですよね。
猫ちゃんによって経過も様々だと思いますが、つくねの動画が少しでもお役に立てれば幸いです。
復活したぜー
Comment